お茶の知識

茶殻で作る消臭剤。コスパ最強!効果抜群

茶殻 消臭剤

日本茶アドバイザーのタカハシと申します。今回はお茶を飲んだ後にでる茶殻(出がらし)で消臭剤を作る方法をご紹介します。

お茶は非常に体に良い成分も数多くありますが、3煎頂いてもその成分の全てを頂けません。また不水溶性成分というものもあり、お湯には全く溶け出さない成分もあります。これを茶殻として捨ててしまうのはもったいないでので消臭剤として活用してみましょう。

茶殻の消臭効果!?

お茶にはなぜ?消臭効果があるかと言うと『カテキン』という物質が関係してきます。

カテキンと聞くとダイエットなど想像する人も多いと思いますが、カテキンには様々な健康効果の他に消臭効果や抗菌効果があります。

カテキン種類
緑茶カテキン種類。健康効果はどの様なものがあるのか茶カテキンは主に4種です。このカテキンがどの様な働きをしてくれて健康効果があるのでしょう?カテキンの菌に勝て!からカテキンになったという話は本当か?...

茶殻にカテキンは残っているのか?

お茶を飲むとき1煎目が一番栄養成分でて徐々に減っていきますが、多くの人が2煎頂いたら捨ててしまうのではないでしょうか。では3煎目の茶にどれだけの栄養成分が残っているのかを見てみましょう。

(mg)1煎目のお茶3煎目のお茶
カテキン42.720.1
グルタミン酸1.70.4
カフェイン10.64.2
テアニン6.62.1
ビタミンC1.40.3
(独立行政法人 農林水産消費技術センター「大きな目小さな目」1999年46号)

3煎目のお茶にもカテキンが残っている事が分かりました。もし3煎頂いた後の茶殻にも栄養成分は残っているので3煎頂いてから再利用するのが茶葉を余すことなく使えますね。

茶殻で作る消臭剤

茶殻水分抜く

茶殻から消臭剤を作る方法を手順に沿って説明していきます。

  1. 茶殻をザルに広げる
  2. 日陰干し、2日~3日(フライパンで炒る事で時短可能)
  3. ストッキングや布製のものに入れる

簡単にできましたね。コツは茶殻をよく乾燥させることです。水分が残っていると腐ったりカビが生えたりしますので逆に臭くなりますので水分は大敵です。

また賞味期限が過ぎてしまったお茶などはそのまま布に包み使っても大丈夫です。

茶殻消臭剤

茶殻の消臭剤どこで使う?

基本どこでも使えます。一般的に効果がある場所を紹介します。

冷蔵庫

冷蔵庫内の漬物の匂いなどを消臭するのに効果的です。ただし茶葉は湿気に弱いので数日で交換が必要です。

靴に入れる際には布などに包んで直接靴の中に入れることで靴の中の嫌な臭いが消されます。

魚グリル

グリルを使わない時に小さい容器に入れて、魚グリルの中に置いておくと魚の強いにおいが軽減されます。

クローゼット

容器又は布などに巻いて置いておくだけで脱臭になります。

玄関

玄関の嫌なにおいをとるだけでなく可愛い容器などに入れておけばインテリアにもなります。

茶殻消臭剤の持続効果

1か月~2か月位で消臭効果はなくなります。

1か月周期で交換していくのが良いでしょう。

また市販のものと違い水分を含むと逆に臭いの原因になってしまうので、2か月以上放置するのは止めましょう。忘れずに回収し新しいものを作りましょう。

まとめ

今回紹介した茶殻の消臭剤はあくまで匂いの消臭ですが、茶香炉などは香りを付けることもできます。茶殻で消臭もアロマ要素なども期待できます。

私は休みの日に玄関で茶香炉を焚いて置きます、一週間はお茶の香りが微かに残っています。

仕事から疲れて帰ってきて玄関を開けた時に微かに香るお茶の香りに癒されています。

茶殻は捨てるには勿体ないです。今回紹介した以外にも洗顔パックなども作ることが出来ます

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