日本茶アドバイザータカハシです。今回は認知症対策にはお茶が良いという内容になっております。なぜ?お茶が良いのかどの様な成分が関係しているのかなど紹介していきます。
認知症とは、脳の病気や障害など様々な原因により認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態のことをいいます。 アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症の一種です。
恐い病気ですね。脳細胞が減少・壊死することで起こる認知症ですがその原因は、遺伝が原因のものや生活習慣病によるものなど色々あります。
認知症という病気は根治が難しい病気の様で、症状の進行を遅らせる事は可能なようです。
病気になってしまったら、何を覚えていて、何を忘れてしまうのか・・・考えただけで恐ろしい病気です。
病気になってしまう前に自身で出来ることはやってみましょう。
目次!!
認知症予防・食生活
私たちが出来ることの一つとして食生活の改善があります、認知症のリスクとなる食べ物と予防になる食べ物を紹介します。知っておくだけでリスクを減らす事が出来ると思います。
【食生活の改善】
- 食生活のバランスを考える
- 塩分控え目にする
- 摂取カロリーの計算をしてみる
食生活のバランスとは、5大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル)の栄養バランスを考え食事を摂取するという事です。
脳に関する病気には高血圧が関係していることが多いありますので、高血圧予防の為、塩分を控えることも認知症予防につながります。
標準型体形に比べると肥満はアルツハイマー型認知症に3倍程度なりやすいとされている。自身の必要なカロリーの把握と日々の食生活を見直す。
この様な事をするだけで、認知症予防はできます。また食生活以外にも適度な運動は体にも脳にも良いので、日々の運動も心がけましょう。
認知症リスクを高める食材
- マーガリン
- ショートニング
- トランス脂肪酸食品
トランス脂肪酸の過剰摂取は動脈硬化を引き起こし、脳梗塞を発症しやすくなります。トランス脂肪酸院は表示義務がないので、自身がどれだけ摂取したか分かりにくい成分となっています。
ファーストフード、惣菜、菓子パンなどにはトランス脂肪酸が入っています。
認知症予防ができる食材
- 緑茶
- 緑黄色野菜
- 赤ワイン
- 青魚
- カレーなど
青魚にはオメガ3脂肪酸のDHA・EPAが多く含まれており。緑黄色野菜にはビタミン成分の葉酸が多く含まれていて、この成分も認知症予防には効果があるとされています。
カレーにはウコンが入っていて、そのウコン成分クルクミンが認知症予防に役立つとされています。
お茶で認知症予防
緑茶、特に玉露に多く含まれるアミノ酸(テアニン)には血圧上昇を抑制。脳の神経細胞を保護する働きがあり、認知機能の低下を抑える作用があるとされています。
カテキンの効能で抗酸化作用というものがありますが、体内には活性酵素という毒素があり、細胞を酸化させ老化や病気の原因になります。この活性酵素の働きを弱める働きをしてくれるの作用が抗酸化作用です。
認知症予防にはお茶!!
他食品と比べるとお茶は、格段に摂取の容易さが際立つのではないでしょうか。値段も手ごろで、調理などの手間もさほどかかりません。
認知症予防に食事のバランスは大事ですが、食事の度にお茶を一杯飲むだけでも予防になります。お茶は身近にある漢方薬の様なものですね。
最後に
認知症予防以外にも緑茶には様々な健康効果があります。全てお茶を継続的に摂取することが望ましいとされています。
私は毎日お茶を数杯飲みますが、種類や品種などによる、味・香りなどの違いを楽しみながら、自分なりのアレンジ(煎れる時間や湯の温度)を加え自分の至極の一茶を探しています。
この様に楽しみながら疾病予防が出来るお茶はすごいですね。
皆さんもお茶ライフ始めてみてはいかがでしょう。
近年では『認知機能を高める』機能性表示食品というものがあります。
伊藤園さんの商品なのですが、普通に美味しくいただけます。時間がない人には良いかもしれません。手軽に予防も出来きますね。