日本茶アドバイザー タカハシです。
今回は2021年6月中旬、駿府城に散策にいきました。目当ては紅葉山庭園内の『もみじ亭』でお茶を頂くことです。
紅葉山庭園とは駿府城公園内にある庭園で、駿府城に入るのにお金はかかりませんが紅葉山庭園、東御門・巽櫓(ひがしごもん・たつみやぐら)、坤櫓(ひつじさるやぐら)の3か所はお金もかかり、営業時間もあります。
【営業時間】 9時~16時30分
【休園日】 月曜日(祝日、休日にあたる場合は休園振替無しで営業)
【料金】(団体割引もあります)
- 紅葉山公園 大人150円、子供50円
- 東御門・巽櫓 大人200円、子供50円
- 巽櫓 大人 100円、子供50円
全施設共通利用券 大人360円、子供120円
【駐車場】 近隣に有料駐車場があります
紅葉山庭園内には茶室がありますが、こちらを利用する場合は別途でお値段掛かります。自身で茶会なのど開くには良い施設です。茶道具一式も借りれるようです。
時期により色々なイベントがあります。いかれる際にはホームページを見てから行ったほうが楽しめると思います。
目次!!
駿府城
お金が掛からない場所を散策するだけでも1時間程かかり、景観も綺麗なので楽しめます。
ピクニックに来ている方などもいて、子供連れでも遊具などあるので十分に楽しめる場所だと思います。
私はお城好きというわけでは無いのですが、近くで見るとテンションが上がります。本丸、外壁、お堀と見て回りました。
難しい事は分からないですが、私が攻め込むなら!!と無駄な事に思考をめぐらしながら見て回りました。
お城って機械も無い時代に作られたものだと思えないほど精巧で美意識が高いですよね。好きな人が多いこともうなずけます。
天下を取るもの
徳川家康と私です。駿府城公園中心に銅像があります。
家康は本山茶をこよなく愛していたと言います。家康の時代には阿部茶という名称でしたが、大正時代、元々栽培されていた品質の高い山間地茶園を、本場の山のお茶という意味を込めて、名称を安倍茶から本山茶へと変更したそうです。
そんな本山茶私も大好きです。家康と私の共通点を一つ見つけることが出来ました。
銅像のすぐ横には、家康が植えたとされたミカンの木があります。大変貴重なもので県指定の天然記念物になっています。
家康もみかん好きなのですね。2つ目の共通点です。
家康の家紋は水戸黄門でおなじみの『三つ葉葵』ですが。この家紋も駿府城公園の中心部に砂利で表現されています。
紅葉山庭園
紅葉山庭園は入るのに150円必要になります。
紅葉山庭園には『里の庭』『海の庭』『山里の庭』『山の庭』と4つで構成されており、四季折々の風情を楽しめる庭園になってます。
40分程で見て回れる広さでそこまで広くはないのですが、自然がギュっと詰まっています。
私が行ったのは6月ですので、葉は青々とし、緑を楽しめましたが、紅葉が色を付ける秋にも来てみたいと思いました。
もみじ亭
紅葉山庭園内にあるもみじ亭。メインイベントです。閉館時間は紅葉山庭園と同じ時間です。
立札席(りゅうれいせき)となっていて、テーブルは6脚用意されています。
立札席とは気軽にお菓子と抹茶で一服できる椅子席の茶席です。
【メニュー】
- 多摩川煎茶
徳川家康港も愛飲したと言われる玉川の煎茶です。茶碗、急須にそれぞれ注がれており2煎いただけます。 菓子は蒸しカステラとも言われる。「浮島」が出ます。
- 日本平煎茶
やぶきた発祥の地とも言われる日本平の煎茶です。こちらも2煎いただけ、菓子は浮島です。
- 本山抹茶
藁科川の産女で育った茶を使用した抹茶です。和菓子には練り切りがつきます。
【価格】 各520円です。
私が頂いたのは家康が愛し、私も愛している、本山抹茶です。
渋みは感じますが、口当たりよく甘みも感じられる抹茶となっていて、お菓子を食べながら飲むのに丁度よく仕上がっていました。器は京焼のものを使っていました。
抹茶を飲み終えたら茎ほうじ茶を出して頂けます。
初めて頂きましたが、芳ばしい香りとあっさりした飲み口でした。
お菓子は練り切りで蛍狩りという名でした。葉にとまっている蛍をイメージして作られたものです。(昔、駿府城公園では蛍を捕まえる事ができた)
紅葉山庭園を眺めながら抹茶を頂けます。和を感じられ日本人で良かったと思える時間です。
綺麗な景色と美味しい抹茶を頂けて大変満足でした。お値段も大変安いです。
次は紅葉の季節に遊びに行きたいと思います。