タカハシ テツヤと申します。今回は私が大好きなお茶の一つ玉露やかぶせ茶が、なぜ煎茶とちがう被覆という作業がされているのか。そしてその被覆によって何が変わるのかを説明していきます。
目次!!
被覆作業
茶葉を摘む前の工程として、『被覆』という作業があります。
被覆とは、日光が茶葉に当たらないように、「よしず」「わら」「こも」などを茶葉に被せる事を言う。
茶葉は日光があたる事で光合成を行います。光合成により『カテキン』が増加します。カテキンには苦み、渋みを感じられます。
光合成をさえぎる事により、カテキンの増加を抑え『テアニン』の含有量が増えます。このテアニンは、旨味、甘みが感じられます。
テアニンとはアミノ酸の一つで、緑茶には数種のアミノ酸がありますが半分以上がテアニンです。
カテキンとは、ポリフェノールの一種で苦渋味(くじゅみ)成分です。
テアニン、カテキンともに健康効果の面で大いに活躍している成分です。
被覆から出来るお茶
この被覆作業をすることでできるお茶は『玉露』『かぶせ茶』です。『抹茶』は被覆栽培しているものと、そうでないものがあります。抹茶のほとんどは被覆茶ですが、近年お菓子用の抹茶などは被覆していないものもあります。
被覆の期間
茶園によって多少違いますが、一般的に玉露や抹茶は30日程度でかぶせ茶は1週間程度とされています。
この被覆期間の違いによって成分量が変わり、名称が『玉露』『かぶせ茶』になります。
私はこの被覆したお茶が好きです。煎茶とは違う味わい、強いうま味、そして独特な覆い香(おおいか)少々煎茶に比べると高いですが、被覆の手間を考えると当然ですね。
最後に
最後まで読んで頂き、ありがとうござます。貴方はお茶に興味のある方だと思います。私もお茶が大好きで日々お茶を飲み勉強しております。
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