お茶の知識

茶殻活用法。茶殻で美肌!!洗顔パックと洗顔の仕方

お茶に含まれるカテキンには様々な健康効果があるということで、近年様々な面で注目を集めています。今回私が注目したのは美容、美肌効果です。

緑茶に高い抗酸化作用があるカテキンだけではなく、ビタミンCなども豊富に含まれていて美容にも効果的であると言われています。もちろん飲んでもそうした効果を得られるのですが、今回は飲むのではなく直接肌に用います。

ただ、そのまま飲んでも効果があるお茶を飲まずに使うのは少々もったいない気もしますね?そこで使用するのが普段飲んでいるお茶の茶殻(ちゃがら)『でがらし』とも言います。茶殻にはお茶を飲んだ時に抽出しきれなかった成分がまだ残っているのです。これを使わない手はありません。今回は経済的かつエコにツルツル肌を手に入れる方法をお伝えします。

ということで緑茶パックで美肌を手に入れるため茶殻を使ったパックの作り方と余った茶殻を用いた洗顔の仕方の二本立てでお話していきたいと思います。

アラフォーの私ですが私のお肌がスベスベなのはこの茶パックのおかげなのではないかと思っています。

茶殻 成分

これから茶殻を使ったパックや洗顔について紹介していきますが、茶殻にどれだけの成分や効果があるのか?疑問を持たれると思いますので、最初に茶殻の成分について解説しておきます。

独立行政法人農林水産消費技術センター広報誌からの情報を引用させて頂いています。

9種類のお茶の浸出液を90℃で浸出液で浸出させた際の1煎目と3煎目の成分浸出量について

1煎目(単位/mg)

グルタミン酸 1.7

テアニン 6.6

カフェイン 10.6

カテキン 42.7

ビタミンC 1.4

3煎目 (単位/mg)

グルタミン酸 0.4

テアニン 2.1

カフェイン 4.2

カテキン 20.1

ビタミンC 0.3

1煎目に対して3煎目だと成分はおよそ半分以下に減ってしまっていますが、まだ成分が残っている事が分かります。

またお茶には水に溶けない不溶性水分があり、ビタミンやβカロテンなどがあります。

この余った成分を上手に活用していきましょう。

茶殻活用 茶パック(フェイスパック)

茶パックを作るのにはまずは飲み終わったお茶の茶殻を乾燥させることから始めます。

茶殻をザルなどにあけて乾燥させ、そこからフライパンで水分がなくなくくらいまで炒るか、又はそのまま天日乾燥させるだけです。茶殻を乾燥させることでフェイスパックの他、消臭剤なども簡単に作れてしまいます。

茶殻 消臭剤
茶殻で作る消臭剤。コスパ最強!効果抜群皆さんお茶を飲んだ後の茶殻捨てていませんか?その茶殻には、まだ利用価値があります。その一つが消臭剤にすることです。捨ててしまうもので作れるのでコスパは良くその上効果も1か月程続きます。...

茶パック作り方

茶パック

まず茶パック作成に必要な物を用意しましょう

  • 乾燥させた茶殻 大さじ1
  • 小麦粉 大さじ1
  • 水 適量
  • ミキサー又はすり鉢

全て容易出来たら作っていきましょう。

  1. 乾燥させた茶殻をミキサー(すり鉢)で粉末にします。(粉末緑茶でも代用可能)
  2. 粉末と小麦粉を合わせ水を少しずつ入れ混ぜ合わせます。この時顔に塗っても垂れてこない程度が良いです。

茶パック使用方法

茶パック 顔

茶パック顔全体に塗っていきましょう。目や口に近い所は気を付けて塗ります。

顔全体にのばし、きれいにパックできたら5~10分ほど放置します。あまり長くつけたままにするとパックが乾いてしまいかぶれなどの原因になる恐れがあるので注意しましょう。

私は茶殻に粉末緑茶を少し混ぜたのですがジムキャリーが演じた、映画「マスク」の主人公みたいになりました。

マスク
出典「マスク」

茶パックが終わったら丁寧に洗い流します。保湿などのスキンケアも行いましょう。

捨てる茶殻でここまでお肌がスベスベになると驚くと思います。余ってしまった茶パックは密封して冷蔵庫に入れておけば数日は使えます。

茶殻パックを習慣にすることできれいな肌が手に入る事でしょう。

小麦粉アレルギーの方、顔に傷等ある方は使わないでください。また使っている最中に異常を感じたらすぐに洗い流してください。

茶殻活用 洗顔

衝撃的な私の顔の洗顔パックはいかがでしたか?洗顔パックを作るのがめんどくさいと感じている人もいるのではないかと思いますので、もっと簡単な洗顔方法も紹介しておきます。

茶殻洗顔のやり方

普段通り飲んだお茶の茶殻を用いてもう一度普通にお茶を淹れます。その浸出液を使って洗顔します。これだけです。

  1. お茶を普通に楽しむ
  2. 2煎目、又は3煎目のお茶を淹れてボールや洗面器に移します。(少し少ないかなと感じたらぬるま湯を足します)
  3. この浸出液を使って洗顔します。
  4. 水分をふき取ります。

お茶の成分を皮膚に残すすため、洗顔後は水洗いせずにふき取りましょう。

お茶を飲んだあとにすぐ洗顔ができない場合は、淹れたお茶をペットボトルに入れて冷蔵庫などで保存しておくといいですよ。目安としては約半日です。

使う時はお湯と少し割ってぬるま湯を作りご使用ください。朝お茶を飲んだ後、出がらしの浸出液をとって置いて仕事の帰宅後に洗顔するなんて形で使用できます。

まとめ

いかがでしたか??

お茶に残っている成分を活用し、すべすべ肌まで手に入れることができるパックや洗顔、今まで捨ててしまっていた部分を再利用しエコで経済的にも優しいので是非お試しください。